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ガラス板 加工・販売

ガラス板 技術資料

耐熱比較表
特性 単位 普通強化ガラス テンパックス テンパックス強化 ネオセラムN-0 石英
耐熱温度 常用 450 260 750 900
最高 80 500 290 800 1000
耐熱 3t 175 250 800 900
衝撃 6t 160 250
温度 9t 150 250
熱応力 80 100
*常温使用温度:長時間連続使用温度
*最高使用温度:短時間(10時間未満)使用可能温度
*耐熱衝撃温度(ヒートショック):ガラス全面の急激な耐温度変化を示します。
*熱応力:ガラス1枚の高温部と低温部の耐温度差を示します。
耐熱比較表
特性 単位 普通板硝子 普通
強化ガラス
テンパックス テンパックス
強化
ネオセラム
N-0
石英
ガラスの種類 ソーダライム ソーダライム ホウケイ酸 ホウケイ酸 結晶化ガラス 珪酸
(シリカ)
透明 透明 透明 透明 透明
(ブロンズ色)
透明
密度 g/cm3 2.5 2.5 2.2 2.2 2.51 2.2
熱膨張係数α
(20-300℃)
×10-7/℃ 90 90 32.5 32.5 -6 5.9
軟化点 730 730 820 820 1720
徐冷点 540 540 560 560 1180
歪点 500 500 518 518 1070
ヤング率 103kg/mm2 7.3 6.4 9.0 7.4
屈折率(Nd) 1.52 1.52 1.4714 1.4714 1.541 1.458
ボアソン比 0.25 0.2 0.17
ヌープ硬度 kg/mm2 540 540 480 480 500 560
第1種・第2種
圧力容器
適合品※1
  ×
(80℃以下)
× × ×
高圧ガス
特定設備
適合品※2
  × × × ×
※1、※2は試験報告書が必要になります。都度御確認下さい。
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テンパックス フロート

TEMPAX Float®は一般的なソーダガラスに比べ熱膨張係数が小さく、あらゆる分野で優れた耐熱性を発揮致します。またその両面は、フロート製法により平坦で平滑な表面に仕上げられ、高い光透過率と光学的歪の少ない非常に優れた光学品質を持った「低膨張ホウケイ酸塩ガラス」です。
*2006年に製造中止になった米国コーニング社#7740パイレックスの耐熱相当品として広く流通しております。

組成
SiO2 B2O3 Al2O3 Na2O/K2O
81% 13% 2% 4%
熱特性
熱線膨張係数α ×10-7/℃ 32.5(0−300℃)
耐熱特性 最高使用 500℃
常用使用 450℃
耐熱衝撃温度 ≦3.8mmt 175℃
5ー15mmt 150−160℃
>15mmt 125℃
熱 応 力 <1時間 110℃
>100時間 80℃
熱伝道率 λ(90℃) 1.2W×(m×K)-1
*耐熱衝撃温度:急激な温度変化(急冷)の耐温度差を示します。
*熱応力:ガラス1枚の高温部と低温部の耐温度差を示します。。
粘性的特性
  作業点 軟化点 アニール点 歪 点
温度(℃) 1270 820 560 518
機械的特性
密  度 2.2 g/cm3
ヤング率(弾性率) 64 kN/mm(DIN 13 316)
ポアソン比 0.2 (DIN 13 316)
ヌープ硬度 480 (ISO 9385)
テンパックス フロート板
標準サイズ(単位:mm)
板 厚 板厚公差 サ イ ズ
0.7t ±0.07 850×1150
1.1t ±0.1 850×1150
2.0t ±0.2 850×1150
2.75t ±0.2 850×1150
3.3t ±0.2 850×1150
3.8t ±0.2 850×1150
5.0t ±0.2 850×1150
5.0t ±0.2 1700×2300
6.5t ±0.2 850×1150
8.0t ±0.3 1700×2300
10.2t ±0.3 850×1150
12.2t ±0.3 850×1150
15.0t ±0.3 850×1150
20.0t ±0.7 850×1150
25.4t ±1.0 850×1150
*上記以外の板厚、サイズの有無は御確認下さい。
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テンパックス強化板

上述のテンパックスフロート板に強化処理(焼入れ処理)を施すことにより、未強化品に比べ耐圧強度・耐熱衝撃性が2倍程度高くなります。

*「第1種・第2種圧力容器」「高圧ガス特定設備」用のサイトグラスとして使用できます。
 (使用にあたり試験報告書が必要になりますので、使用条件を御確認の上御相談下さい。)

耐熱特性
耐熱温度 最高使用 290℃
常用使用 260℃
耐熱衝撃温度 強化品 250℃
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パイレックス®(Glass Code 7740)

米国・コーニング社の製品で、耐熱ガラスの代名詞になっている低膨張ホウケイ酸ガラスです。アルカリ含有量が極めて少ないので線膨張係数が非常に小さく特に耐熱衝撃性に優れれいます。耐薬品性にも優れており、理化学医療用ガラスとしても最高の素材として使用されております。

組成
SiO2 B2O3 Al2O3 Na2O/K2O
81.2% 11.8% 2.4% 4.5%
物理特性
密  度 g/p3 2.23
熱線膨張係数α ×10-7/℃ 32.5(0−300℃)
耐 熱 温 度 最高使用 490℃
常用使用 230℃
粘  性 作 業 点 1252℃
軟 化 点 821℃
アニール点 560℃
歪  点 510℃
ヤング率 ×10-3Kg/mm2 6.1
*コーニング社パイレックス#7740は2006年をもって製造中止になっております。
  弊社におきましても材料在庫が無くなり次第、パイレックスの加工販売を終了致します。
  パイレックスの在庫の有無につきましては都度お問い合わせ願います。
  尚、代替品につきましては耐熱相当品の「テンパックス フロート」にて引き続き対応させて頂きます。
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透明石英ガラス
特徴
熱膨張係数が小さく耐熱温度が高い[耐熱温度:1000℃]
純度が高く、不純物が極めて少ない。(純度:Si 99.99%以上)
紫外域から赤外域までの光の透過性が優れている

透明石英ガラスは純度が高く、耐熱性および化学特性に優れていること、広範囲にわたる光の透過性が高いことなどの諸特性から、さまざまな用途で使用されております。結晶性シリカ粉(水晶粉)を原料として溶融された「溶融石英」と合成原料からつくられる高純度な「合成石英」があり一般工業用から光学用・半導体関連にいたるさまざまな分野で用途が拡大されております。

熱特性
  単位 溶融石英 合成石英
平均線膨張係数 ×10-7 5.9 4.7
耐熱温度 1000℃ 1000℃
熱伝導率(19℃) Wm-1K-1 1.38 1.38
比熱(20℃) Jkg-1K-1 749 749
粘性的特性
  溶融石英 合成石英
軟 化 点 1720℃ 1720℃
アニール点 1180℃ 1180℃
歪  点 1070℃ 970℃
機械的特性
  単位 溶融石英 合成石英
密  度 g/cm3 2.2 2.2
ビッカース硬度 Mpa 8900 8900
ヤ ン グ 率 Gpa 7.4 7.4
ポアソン比 - 0.17 0.18
曲 げ 強 度 Mpa 94.3 94.3
標準サイス(単位:mm)
板厚(公差) サイズ
3.0t(±0.02) 300×300
5.0t(±0.02) 600×600
6.0t(±0.02) 300×300
8.0t(±0.02) 600×600
10.0t(±0.02) 600×600
*上記は溶融石英(東ソーNグレード)を透明研磨した標準在庫品です。
*上記以外のサイズ、厚み、在庫の有無は御確認下さい。
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ネオセラムN-0(ゼロ膨張結晶化ガラス)
特徴
熱膨張係数がゼロに近く、750℃の連続使用に耐える。
800℃の熱衝撃(急冷)でも割れない。
透明な結晶化ガラス(色調:ブロンズ色)
熱特性
平均線膨張係数 ×10-7 -1(30−380℃)
耐熱特性 750(連続使用)
800(短期使用)
耐熱衝撃温度 800
熱伝導率(25℃) W/m・K 1.6
比熱(25℃) J/kg・K 800
機械的特性
密度 g/p3 2.5
ビッカース硬度 Hv(0.2) 700
ヤング率 Gpa 94
曲げ強度(JIS-R1601) Mpa 170
標準サイズ
板厚(公差) サイズ
3t 600×800
4t 600×800
5t 630×830
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B270−Superwhite(白板ガラス)

B270スーパーホワイトは一般的に白板と呼ばれている高透明度クラウンガラスです。高純度の原料を溶解してつくられており、可視域から赤外域に至る広い波長域で高い透過率を持っています。
無色透明なガラスですが、他の基板ガラスとは生産工程・管理が異なる為、電子材料用途では表面研磨を施すことをお薦めします。

熱的特性
熱膨張係数a(20〜300℃) 9.4×10−6K
歪点 511 ℃
軟化点 724 ℃
転移点 533 ℃
機械的特性
密度 2.55g /p3
ヌープ硬度 542
光学的特性(屈折率)
Ne( λ= 546nm) 1.5251
Nd( λ= 588nm) 1.5230
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EagleXG(無アルカリガラス)

TFT-LCD(カラー液晶)用途に使用されているガラスでアルカリ成分をほとんど含まず、低膨張率、高耐熱性等、安定した特長をもつガラスです。

コーニング社の「イーグルXG」は従来の「イーグル2000」の高い性能を受け継ぎ、ヒ素、アンチモン、バリウム、およびハロゲン化合物を含まない環境に配慮したLCDパネル用ガラス基板です。

コーニング社 無アルカリガラス 特性比較表
  単位 EAGLE XG EAGLE 2000 #1737
製造方法 フュージョン法 フュージョン法 フュージョン法
密  度 g /cm 2.38 2.31 2.54
熱膨張係数 ×10 -7/℃ 31.7 31.8 37.8
歪点温度 669 667 667
ヤング率 Mpsi 10.7 10.4 10.4
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