詳細
・採水時における源泉およびサンプルに対し汚染を伴わない化学的不活性なオールテフロン(FEPとPTFE)製を使用し、ボディのチューブ(*1)(FEP製)外径は4.4cm、内径は3.8cmです。
・全てのエッジ部分に丸みを持たせ簡単に分解でき、材質上粘着性もありません。このため使用後のクリーニングが容易に行え、再使用時のクロスコンタミが防げます。なお洗浄は別売のブラシをお勧めします。
・採水量や採水条件より3サイズ6タイプの計18種類があり、別売の交換用チューブ(*1)およびカップリング(*7)で容量の変更も可能です。
・上部ネジキャップは一辺が23mmの逆三角形穴が両側に開いたスタンダードキャップ(*3)、より大きな最大28mm穴が両側に開いたオープンキャップ(*2)とスタンダードキャップにPTFEボールを格納したチェックバルブキャップ(*4)の3種類があります。
オープンキャップはスタンダードキャップより穴が大きい分、短時間で採水可能ですが、水面・水中のゴミが入りやすい構造です。チェックバルブキャップは沈めたサンプラーを一気に引き上げたときに中のボールが採水口を塞ぐことで液の侵入を防ぎ、希望深度地帯のサンプリングが行えます。例えばサンプラーを直下5mに沈めた場合、採水液は5m地帯となります。なお吊下用ワイヤーを通す上部穴径は全て6mmです。
・下部ネジキャップ内には予めPTFEボールを格納し、サンプラーを地上まで引き上げても採水液の漏出は極力防げます。特に下部ストップコック付きネジキャップ(*6)はサンプラー引上後に予め外しておいたストップコックを差し込むだけで必要採水量をハンドルの切替で取り出せます(ストップコックのハンドルレバーはポリプロピレン製、Oリングはバイトン製です)。但しテーパー差込式構造のため、採水液の漏出は完全に防げません。
下部スタンダードネジキャップ(*5)の底穴径は24mm、ストップコック付きネジキャップの底穴径(ストップコックを外した状態)は20mmで、ストップコックの最小穴径は2.5mmです。
・採水液はサンプラー下降時に上下のキャップ穴からチューブ内に出入りし、上昇時は下部キャップ内に格納されたPTFEボールが底穴を塞ぎ(チェックバルブキャップ(*4)使用時は上下キャップ内のボールが穴を塞ぎます)排出されにくくなります。従ってゴミ等が含まれる源泉での採水には不向きです。
・可塑剤を含まないポリエチレンバックに個別包装しているため、開封後すぐに使用できます。